金属に塗装を施す際は、見た目の美しさだけでなく、防錆や耐久性の向上も求められます。
そのために必要なのが、前処理といった工程です。
この記事では、金属塗装における前処理の目的について詳しく解説しますので、ぜひご覧ください。
▼金属塗装における前処理の目的
■汚れや油分を取り除く
金属塗装において、前処理は塗料の密着性を高めるために欠かせない工程です。
塗装面に汚れや油分が残っていると、塗料がうまく付かず、剥がれや浮きの原因になります。
前処理により汚れや油分を取り除くことで、塗料が均一に乗り、美しい塗装面に仕上がるでしょう。
■塗料が定着しやすい表面を作る
金属の表面は滑らかでツルツルしていることが多く、そのままでは塗料が密着しにくいです。
前処理により細かな凹凸をつけることで、塗料が食いつく「足場」が作れます。
これにより、塗膜の定着力が向上し、剥がれにくく耐久性のある塗装に仕上がります。
■酸化を防ぐ
金属は空気中の酸素や水分にさらされることで酸化し、錆が発生します。
これを防ぐために、塗装前の処理では防錆効果のある皮膜を形成することが一般的です。
例えば、リン酸塩皮膜の化学処理を行うと、塗膜下の酸化を抑えられるでしょう。
さらに万が一塗装面に傷がついても、皮膜がバリアの役割を果たし、錆の広がりを抑える効果も期待できます。
▼まとめ
金属塗装における前処理の目的として、汚れや油分を取り除く・塗料が定着しやすい表面を作るなどが挙げられます。
また塗装面に皮膜を形成することで、酸化を防ぐのも目的の一つです。
『株式会社プランドゥ』では、塗装設備清掃や搬器ファン清掃を関東で行っております。
塗装品質を高めたい場合は、この機会にご相談ください。
