生産現場では、設備の不具合や手順の非効率が大きなロスにつながります。
こうしたロスを正しく理解し、原因に応じた対策を取ることで、生産性の向上が可能です。
この記事では、設備ロスの種類について解説します。
▼設備ロスの種類
■故障ロス
設備における突然の故障は、生産ライン全体を止める主な原因です。
このようなトラブルは、単に時間の損失だけでなく、不良品の発生にもつながります。
故障ロスを防ぐためには、定期的なメンテナンスや摩耗の早期発見が欠かせません。
■段取り・調整ロス
製品切替・設備の立ち上げ時に発生する段取りや、調整作業にかかる時間もロスに含まれます。
作業の標準化や手順の簡素化・事前準備の徹底により、再稼働までの時間短縮を図ることが必要です。
■チョコ停・空転ロス
一時的な詰まりや軽微な不具合によって設備が短時間停止したり、材料が投入されていないまま動作したりするのも、設備ロスの一つです。
発生回数が多いと大きな損失になるため、センサーによる異常検知や原因の見える化・教育による再発防止などの対策が不可欠です。
■速度低下ロス
設備が本来の稼働速度を維持できない場合にも、生産性の低下が起こります。
原因としては、部品の摩耗・潤滑不良・操作ミスなどが挙げられます。
また速度低下に伴い、品質不良や手直しも発生しやすくなるため注意が必要です。
▼まとめ
設備ロスの種類として、故障ロス・段取り・調整ロス・チョコ停・空転ロス・速度低下ロスなどが挙げられます。
原因に応じた対策を講じることで、生産性や品質を高められるでしょう。
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