塗装ブースで発生するスラッジは、初期段階では流動的で問題が起こりにくいものの、固化が進むと深刻なトラブルの原因になります。
作業環境の悪化や設備への影響、さらには火災や近隣への被害につながることも少なくありません。
この記事では、塗装スラッジが固化するとどうなるのか、詳しく解説します。
▼塗装スラッジが固化するとどうなるか
■作業効率の低下
塗装スラッジが固まると、配管やフィルターに目詰まりが起こります。
この状態になると吸気と排気のバランスが崩れ、オーバーミストの回収効率が著しく下がります。
塗装ムラや仕上がり不良だけでなく、作業者の健康被害も起こりやすくなり、作業効率の低下につながるでしょう。
■作業環境の悪化
水中に残った塗料を微生物が分解することで、においが発生します。
においが発生すると、作業者の集中力や作業効率を著しく低下させるだけでなく、体調不良の原因にもなりかねません。
特に循環水の交換や清掃が滞ると、においがさらに強まるため注意が必要です。
■清掃作業の負担増大
塗装スラッジを放置していると水中で硬く固まり、除去が非常に困難になるため、通常の清掃では対応できないケースもあります。
その場合は特殊な工具が必要となることもあり、作業時間やコストの増大につながるでしょう。
▼まとめ
塗装スラッジが固化すると、作業効率の低下や作業環境の悪化などのトラブルが発生します。
また放置すると通常の清掃では対応できない場合もあるため、スラッジが固まる前の段階で対応することが大切です。
『株式会社プランドゥ』では、関東にて塗装設備清掃や搬器ファン清掃を承っております。
塗装スラッジの清掃をご希望の場合は、お気軽にご相談ください。
